布ナプキン、8年ほど目の

数を数えるのが、どうにもこうにも苦手。
布ナプキンをつくりはじめて、もう8年ほど以上経つでしょうか。

最初は、自分用。
東京でハードに働いていた自分が使いやすいものが、なかなか見つからず、
「こんなのが欲しくて…」の思いをコツコツ、カタチに。

使っていたら、気持ちよくて、うれしくなってしまって、
気がついたら、ミシンと針が相棒になっていた。

その時から、使ってくれる身近な友人やお客さんが、いつも支え。

使ってくれて、「声」を届けてくれる。
そんな「声」から、また改良して、試作を繰り返し、
また使ってもらい、声を聞く。

納得がいかなれければ、カタチにしない。
とても時間も手間もかかるけれど、正直、大変だけれど、
いつも付き合ってくれる身近な使い手の人がいるから、私のものづくりも成長できる。

ありがとう。

使いやすいもの、いっしょに…
本当に、いつもありがとう。

 

さて、そんな初期の布ナプキンを使ってくれていた関東の友人から、
「本体ホルダーを買い替えようかなー」と連絡をいただいた。

かれこれ、8年ほど目になるかしら。
布ライナーは、よく洗いよく使うから、2.3.4年ほどで替え時かなぁと思っているけれど、
本体ホルダーは、そのくらい持ったらいいなぁ、と思ってつくってきた。

「くたびれてきてるからね。よく使わせてもらったよ」

あら、うれしい。

きっと、たくさん使ってくれたんじゃないかしら。
くたびれるまで、使ってもらえること、うれしい。

そして、また、選んでもらえる、
なんて、ありがとう。

これからも、日々の、ひと作業、ひと作業の積み重ね。
その先に、旅立たせられたらいいなぁ。

これからも、「声」が宝もので支え。
いつもいつも、ありがとう。

2017.夏 ちびトコ 作家・Sato9
のつぶやき