もうかれこれ、10年ほど使っている、メガネさん。
白いメガネに手をすることで、とっても迷って、何度もお店に通ったことを覚えています。
北欧からやってきたこのメガネは、とても軽くて、使い心地とともに、もう手放せない存在。
が、最近、鼻パッドがとれてしまいました。
那覇の近所のおっちゃんがやっているメガネ屋さん。
親切になおしてくれたけれど「この規格のものじゃないからねー」と、心配しながら、
と思ったら、やっぱりポロッと落ちてしまう。
もう、ブランド名もすり減って見えないしなぁ〜、と思って、3回程を繰り返したころ、
そのメガネ屋さんが「このメガネは“theo”だよね、専門店が東京にあるよ」
「あー、そうでした!theoです。theo(テオ)! ありがとうございます」
そんなことを見抜けてしまう、那覇のこの小さなメガネ職人屋さんに惚れ惚れしつつ、
専門店に連絡したら、「送ってくれたら、修理できますよー」と、とてもあたたかい声で対応してくださいました。
そして、先日、送りました。
東京にどんぶらこ旅立った、私の白めがね。
どんな旅をして帰って来るのでしょう。
子の旅立ちを見守るように、白めがねの旅立ちを思っているのです。
モノを愛する人々の営みは、とても心がホクホクするから、不思議です。