2018年夏、あつつのつ

あつつのつ。

昨年のカレンダーを見ましたら、7月末から8月の上旬、「とっても暑い」と書いてありました。
土や緑のある空間では、ふわっと涼しい空気があって、心からホッとします。

夏になると、「リネン(麻)の替えナプキン」が少し人気です。

私も、この季節は、つい一番に手が伸びます。
沖縄は暑いので、このリネンとガーゼの組み合わせが相性がいいような気がしています。

届けてくださった「声」から

「この4月、少し思い切って、リネンの替えナプキンを、がじゅまるガーデンで手にとってみたんです。
そしたら、とってもいい感じ。春だったけれど、あまり涼しいとも感じず、サラッと使えてるんですよ。
その少し前に購入した「三つ折りナプキン」も、ふかふかで気持ちがいい。今まで自己流で布ナプキン生活をしていたのだけれど、やっぱりタオルとは優しい風合いが違うんですねー」

 

それでも、独自にタオルを使ったり、手ぬぐいを使ってみたり、そんな生活もいいな、と思うのです。
そんな工夫をしているお話を聞くとうれしくなるのです。

そして、私のものづくりは、せっかく手を出すのなら、納得!と言ってもらえるものを心の中で思います。
物価も、材料仕入れの運賃もじわじわ上がっていて、あれ、まぁ、心が折れる日もたまにやってきます。

その度に、
ものづくりのクォリティーだけは落とさないわ、と思いながら、一つひとつ作らせてもらっています。

特に、「使うもの」を作る時は、神経を集中させて、作ります。
強度を強くしたいところは念入りに、重さなど全体のバランスも考えながら、水通し、ミシン、まち針、ハサミ、アイロンさんと対話をしてつくり上げていきます。

目がしょぼしょぼしたり、消耗が激しくとも「暮らしの布もの」を作り続けるのには、

それを使ってくれた方の笑顔が返ってくるからだなぁ、と思います。

あまり多くはつくれませんが、少しでも、優しいこと、ふかふか、うふふ、小さな喜びが広がりますように。

ちびトコ 布作家

「がじゅまるガーデン」さんに、リネン替えナプキンを中心に、追加で納品をしてきました。7月末頃

あつつのつの中、自然たちの生命力が日々の支え。
那覇の自転車てくてくで出会った自然たち。

撮影:Satoko Ishizaki